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2017年1月23日 (月)

WEB句会 2016年年間賞発表

WEB句会 2016年年間賞発表!
2016年年間賞は次の通りです。
 

年間大賞
覗き窓釈迦もイエスも通り過ぎ    椎太


準賞
半身をもがれて死ねぬ尿意あり
菜花照る 私はしらを切り通す 椎太
地下街を出ればこの世の雨しきり かつひろ


佳作
次はきみが嘘をつく番 あかり消す 青漣
真実を伝えるまでは石でした
敵ながら虹を教えてくれた人 たえ子
照る日曇る日この頃涙ばかり出る 繁造
水の匂い思い出したとドアが開く
草の波君は二十歳を手放さず 椎太
荷は一つ影は二つの坂の道 明日歌
さようなら あなたを刺してしまうから 蓮子
沼のこと誰にも言わず過ぎてゆく 俊和
のろのろと歩く 別れは言わせない
走ったら追い付けそうな今朝の嘘 まこと
100頭の駱駝が見てる百の月 与生
百本のろうそく揺らしてる孤独 ひろ子


何といっても大賞の椎太さんが大活躍の一年でした。彼の作品は、何かを声高に申し立てるのではなく、さり気なく読む者を彼の世界の中に誘います。そこは表面の穏やかさとは裏腹にとても厳しい思いを秘めていて、その厳しさに気付いたときの衝撃によって、読む者の心は一気に鷲掴みにされてしまうのです。素晴らしい作家だと思います。(受賞句については8月の入選句の選評をお読みください)

大賞の椎太さんには記念品をお贈りいたします。

2016年、当WEB句会へ投句いただいた皆様に感謝いたします。
本年も意欲作をお待ちしております。

                           川瀬晶子
 

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コメント

椎太さん、おめでとうございます!
たった17音字の中で、とても微妙なとろこを狙って書いておられるので、いつも心して読ませていただいています。
佳句をいただき、本当にありがとうございます。

年間賞、とても光栄です。8月の入選句選評、晶子さんの文章には感動しました。
読みも作品だとあらためて実感しました。ありがとうございます。

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