2019年4月 9日 (火)

WEB句会2019年4月のお題

月のお題は次の通りです。

① 砂

② 進む

各題5句まで投句できます。

 

応募は下記へ。

kamomesha@mbr.nifty.com

題名は「WEB句会投句」と入力してください。

本文に、お題・投句・お名前(又は雅号・ペンネーム)を書き入れてください。

入選発表の際はファーストネームのみ表示します。

投句はコメント欄ではなく、メールでお願いいたします。

 

◆締切り 4月30日

 

◆発表  2019年5月初旬

 

特選にはささやかな記念品を差し上げます。

また、入選句は季刊「現代川柳かもめ舎」誌上にも掲載する予定です。

奮ってご応募ください。

 

※投句の際には、以下の点につきまして、承諾していただきますようお願いいたします。
1、当WEB句会に投句できる川柳は、あなたが著作権を有しているものに限ります。
2、著作権侵害等の責任は負いかねます。

WEB句会 2019年3月の入選句

WEB句会3月の入選句発表!

皆さま、いつもWEB句会へご投句いただき、ありがとうございます。

「芯」の特選句はとても繊細な作品です。「灯芯の継ぎ目」ですって! 閨で灯りをともし続けて殿方を待つ平安時代の女性の溜息が聞こえそうだけど、今を生きる冬子さんも、きっと大切な誰かを待っているのでしょう。

「信じる」はお題のせいか、多くが観念的になってしまった感じがします。このようなお題の時にこそ具象がモノを言います。特選句を読んでいてこんな風景を思い浮かべました。作者がまだまだ幼い頃、日曜礼拝の帰りに母に連れられて行った洋食屋で、初めて食べたオムライス。世の中にこんなに美味しいものがあったなんて! 彼女は大喜びでオムライスを頬張りながら、世の幸福を独り占めしているような気分でした。ここまでならば子供時代の良きノスタルジーですが、大人になった彼女は何と幸せの大前提であった「神と母」を失ってしまったのです。彼女にとって相当深刻なダメージだった筈。そして同時に「神と母」とセットになっていたオムライスも、あの至福の時間も失われてしまったのでした。至福の食べ物であったオムライスの悲しい物語です。

特選の方には、ささやかな記念品を贈呈いたします。よろしかったらご連絡ください。

 

「芯」
入選
玉葱の芯が笑ってばかりいる 与生
肝心な話だ濃い芯に替える 与生
鉛筆はF静かなる不服従 椎太
芯だけの男はきりん草になる 椎太
闇雲に信じて春のドア開ける 雨径
毒リンゴ芯まで食べる女なり 冬子
私ではなかったですね君の芯 明日歌
五本目の替え芯でしかない私
芯のある男でやたら面倒な
父母(ちちはは)の芯をなぞって生きていく   理惠
芯だけになってふたりは結ばれる 理惠
骨箱に怒ったままの母の芯 泰子
自画像はHの芯でしか描けぬ
復讐は完璧 芯のあるごはん 柊子
野望欲望とろり灯心燃え尽きる 俊和
青空の芯を掴んだのか ラクダ ゆうこ
特選
灯芯の継ぎ目継ぎ目にある孤独 冬子

 

「信じる」
入選
五寸釘打って信じた笑顔です 苑子
ジョーカーを見せぬ男は信じない
信じなさい  春の訪問者が語る 椎太
看板を背負ってメロスあらわれる いずみ
空の青信じきってもいいですか ちなみ
百合の白信じたままで枯れていく       明日歌
非常口そこのあなたを疑わず ゆうこ
信じてた釦がひとつ取れました 良仁
父のこと信じないけど愛してる
蜜柑剥く信じることに決めました 俊和
朝の坂僕を信じぬ影と行く 俊和
約束を信じた水がぬるくなる 冬子
臍の緒のそだねそだねの子守唄 ひろ子
瞬きはしません信じております ひろ子
特選
神と母 信じてた日のオムライス たえ子

2019年4月 5日 (金)

晶子新作二十句 2019年4月

晶子新作二十句 「かもめ舎」41号より

 

 「A60」

目を開く毎朝違う曇り空

震災忌 黒い袋を積み上げて

スイッチは八年前に切られている

誤作動の果ての荒野の砂埃

乱暴に均され日常を覆う

2020もうTOKYOも終わりだな

平成の大乱 千年後の遺跡

青空の向こうは漆黒の闇夜

舫い綱切ればあなたは生きられる

喪失感 背中の瘤になってゆく

 

氷上の惰性のままに異次元へ

囚われて赤いベレーに赤いシャツ

わたしが漏れてゆくぽたりまたぽたり

友に微笑む時ぐにゃり何か踏む

泣く笑う風に意味などありません

虹なんて薄情 月ほどではないが

人型に塗り残されている昨日

数ピース足りぬパズルを生きている

もう駄目と呟くたびに海光る

ダウングレードA60の再起動

季刊現代川柳「かもめ舎」41号発行

2019年4月1日 季刊現代川柳「かもめ舎」第41号を発行しました。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

「かもめ舎」第41号のご案内

 

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・川瀬晶子新作二十句 「A60」

・会員作品(自選七句)「鴎盟」

・読者投句作品(川瀬晶子選)「桜守」

・柳談「晶子新作二十句を読む」 …… 鳥海ゆい・杉山昌善・近藤良樹

・2018年度 鴎盟賞発表 〈鴎盟大賞〉芝岡勘右衛門さん

・作家紹介 杉山昌善 「エンターテイナー昌善」…… 川瀬晶子

・エッセー「おとなの川柳」愛人 …… 東 正秀

・エッセー「ヨリミチビヨリ」 …… 朝妻久美子

・エッセー「シーガルの小話」 …… 近藤良樹

・誌上句会 …… 題詠「転ぶ」 鳥海ゆい選 ・ 印象吟  杉山昌善選

・月例誌上句会 …… 「水母」 朝妻久美子選 ・ 「砕く」 川瀬晶子選

・入門かもめ塾  お題「声」

 

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

 

季刊「かもめ舎」のお申込み・お問合せは下記へ。

 

  現代川柳かもめ舎 (川瀬晶子)

 

  E-mail kamomesha@mbr.nifty.com

2019年3月 4日 (月)

WEB句会 2019年3月のお題

月のお題は次の通りです。

① 芯

② 信じる

各題5句まで投句できます。

応募は下記へ。

kamomesha@mbr.nifty.com

題名は「WEB句会投句」と入力してください。

本文に、お題・投句・お名前(又は雅号・ペンネーム)を書き入れてください。

入選発表の際はファーストネームのみ表示します。

投句はコメント欄ではなく、メールでお願いいたします。

◆締切り 3月31日

◆発表  2019年4月初旬

特選にはささやかな記念品を差し上げます。

また、入選句は季刊「現代川柳かもめ舎」誌上にも掲載する予定です。

奮ってご応募ください。

※投句の際には、以下の点につきまして、承諾していただきますようお願いいたします。
1、当WEB句会に投句できる川柳は、あなたが著作権を有しているものに限ります。
2、著作権侵害等の責任は負いかねます。

WEB句会 2019年2月の入選句

WEB句会 2月の入選句発表!

皆さま、いつもWEB句会へご投句いただき、ありがとうございます。

最近の傾向として、難解な作品が多くなっています。頑張って読んでいますが、残念ながら私の鑑賞力が至らず、入選から漏れてしまいます。
難解な表現に深さがあるとは限らず、平明にして深い表現こそ、かもめ舎が目指す究極の川柳です。そのあたりをご理解いただけると有り難いです。

さて、「魚」の特選句は、ハリセンボンのビジュアルと句の妙な勢いに持って行かれました。椎太さんは、ハリセンボンに一体何を言ったのか。まかさ恋の告白? よく解らないのに面白すぎます。 

「探す」と「捜す」の違いについて広辞苑で調べてみると、【欲しいものを見つけ出そうとする場合に「探」、見えなくなったものを見つけ出そうとする場合に「捜」を使うことが多い。】 とあります。ただ、混用されていることも多いので、今回の入選句は混用しているものも頂きました。特選句は、とてもシンプルですが長いドラマがあります。最初、彼女はひとりでそれを探していました。ある日、彼と出会い、彼が同じものを探していることを知って、彼女はとても嬉しくなりました。意気投合して、ふたりで一生懸命探し始めます。探して探して、ついに彼女はそれを見つけました。 「ねえ、あったよ!」と振り向いたとき、そこに彼はいませんでした。彼女は探すことに夢中になりすぎて、彼の心変わりに気が付かなかったのです。……平明にして深い素敵な作品です。

特選の方には、ささやかな記念品を贈呈いたします。もし、よろしかったらご連絡ください。


「魚」
入選
逆さまに浮いて金魚は見得を切る 椎太
山椒魚のままおじさんの列に 与生
魚とは知らずに生きていた魚 俊和
蝉も桜も知らずに老いる深海魚 俊和
初恋は魚きれいに食べる人 たえ子
わたくしも尾頭つきで晒される 冬子
退屈と言う魚が泳ぐ我が胸の
いつまでも魚臭のきえぬ2ページ目 明日歌
秋刀魚焼く諦めきれぬ人のこと ゆうこ
回遊魚いまだ償いきれぬのか ゆうこ
困ったな 君は魚で僕は鳥
特選
本気かとハリセンボンが問うてくる   椎太


「探す」
入選
火を抱いて逃げた女を探してる 良仁
非常口探し続けている旅路 ゆうこ
一の目で自分探しは振り出しに みどり
探し物は私おとといの私 まゆみ
本当の空を探しにいったポチ 理惠
徘徊の父が探している出口 理惠
点滴のチクタク明日を探す音 ひろ子
千切れ雲なにを探してひとり旅 ひろ子
春の目で探してみるわ これからを 明日歌
残り火の仕舞い処を探す宵 晴美
探知機が私の過去で鳴っている 椎太
透明になった私を探す母
信号は赤 探すのはやめなさい 冬子
途中下車間違い探しするように 和子
友だちを探す荷物を軽くして 与生
探すこと諦め食べるゆで卵 俊和
夕暮れがいつもあなたを探してる たえ子
特選
探すときふたり 見つけたときひとり    岬

2019年2月 5日 (火)

WEB句会 2019年2月のお題

2月のお題は次の通りです。

① 魚

② 探す

各題5句まで投句できます。

応募は下記へ。

kamomesha@mbr.nifty.com

題名は「WEB句会投句」と入力してください。

本文に、お題・投句・お名前(又は雅号・ペンネーム)を書き入れてください。

入選発表の際はファーストネームのみ表示します。

投句はコメント欄ではなく、メールでお願いいたします。

◆締切り 2月28日

◆発表  2019年3月初旬

特選にはささやかな記念品を差し上げます。

また、入選句は季刊「現代川柳かもめ舎」誌上にも掲載する予定です。

奮ってご応募ください。

※投句の際には、以下の点につきまして、承諾していただきますようお願いいたします。
1、当WEB句会に投句できる川柳は、あなたが著作権を有しているものに限ります。
2、著作権侵害等の責任は負いかねます。

WEB句会 2019年1月入選句発表

WEB句会 2019年1月入選句発表!

いつもWEB句会にご投句いただき、ありがとうございます。

「此処」という題はよく使う言葉ですが、それゆえ逆に捉え方が難しくなったかもしれません。特選句の「此処」は「僕のいる此処」、もっと言えば「僕」そのものという捉え方。何とも頼もしい男性です。普通の男性は恋人の砂漠に気が付きません。たとえ気付いても見なかったことにしてしまいます。怖いから。場合によっては、砂漠は人を呑み込み、命を奪うこともあります。そんな危険この上ない砂漠を引き受けると彼は言うのです。多分、彼の中にも砂漠があるのでしょう。そして、その苦しさを知っているから、愛する人の苦悩を見ていられなかった……。彼の無事を祈ります。

「壊れる」の特選も、やはり愛し合う者同士の危機感が詠われています。愛し合っていても、体を合わせていても何かが壊れていく音を感じてしまう繊細さこそ、現代川柳らしい感性です。美しく哀しい佳句。
特選の方には、ささやかな記念品を贈呈いたします。よろしかったらご連絡ください。
 

「此処」
入選
いいのです ここにはここの水の音  ひろ子
さようなら此処からわたし抜き手切る  ゆうこ
此処にいた男が石になっている  岬
此処にいたはずの女のハイヒール  岬
また此処で転んでしまう愛し方  明日歌
穴を掘る此処に生まれて此処で死ぬ  まこと
此処までと線を引かれた日の寒さ  冬子
転がってようやくここに着いた石  柊子
ここ此処とはるか遠くの手は弥勒  椎太
緯度経度体はここにあるけれど  汀
此処もまた居場所にあらず白椿  たえ子
負けたらしい此処に私の椅子がある  和子
目覚ましに此処がドスンと落ちてくる  俊和
燐寸に火をつければ此処が現れる  椎太
ここからとここまでのあいだは花野  椎太
特選
恋人よ砂漠は此処に捨ててゆけ   良仁


「壊れる」
入選
飯茶碗ひとつ壊れて冬おわる  椎太
斎場でやっと壊れてくれた姉  椎太
壊れてからが本当のわたしかも     たえ子
紙風船壊れる音に慣れました  与生
壊れても壊れてもある白い箱  ひろ子
壊れたらボンドで生まれ変われます  萌
壊れちゃったピアノ ふるさとを唄う  蓮子
壊れてからずっと炬燵の中に居る  俊和
オルゴール壊れ君の名繰り返す  岬
目が覚めるやっと壊れた玉手箱  柊子
美しく壊れた時の水の色  明日歌
壊れそう 半濁音になる会話  冬子
恋終わる声のかたちを整える  ゆうこ
またしても流木だったのか 男  ゆうこ
特選
抱き合って壊れる音を聞いている    冬子

2019年1月23日 (水)

2018年年間賞発表

2018年年間賞は次の通りです。
 
 
◆大賞
夕暮れよ 私を追ってくるがいい     たえ子


◆準賞
ひとしきり笑ってただの水になる
判決の朝蜘蛛の巣が美しい 椎太
母さんはにこりともせずお手をする 葉火


◆佳作
ニンゲンをはみ出ぬように並ぶ列 柊子
自己肯定自己陶酔のフラフープ 椎太
犬の目でずーっとあなたを待っていた
わたくしは影絵ですから泣きません
鬼になるそれから鬼が好きになる 俊和
鬼でしたあの子にとって鬼でした 蓮子
首をぬくめたらええんやでとおかん 朱夏
バスが来るまではいつもの声だった まこと
わたくしの息だった人やってくる 明日歌
永遠の半歩手前で逢えました 俊和


大賞作品は、他を圧倒するスケール感があります。たとえ追われる者の開き直りと言われようとも、この爽快感は素晴らしいの一言。何より読む者に覚悟と勇気を与えてくれる稀な句です。たえ子さん、佳い作品を本当にありがとうございます。そして、おめでとうございます。

年間賞を選ぶにあたっては、毎月行っている題詠としての評価に加えて、お題を外したときの一つの作品としてどうか、ということも考慮いたしました。そのため、毎月の特選句からだけでなく、入選句からも選ばれています。

2019年も皆さまの力作をお待ちしております。
 
                かもめ舎 川瀬晶子

2019年1月 1日 (火)

WEB句会 2019年1月のお題

1月のお題は次の通りです。

① 此処(ここ)

② 壊れる

各題5句まで投句できます。

応募は下記へ。

kamomesha@mbr.nifty.com

題名は「WEB句会投句」と入力してください。

本文に、お題・投句・お名前(又は雅号・ペンネーム)を書き入れてください。

入選発表の際はファーストネームのみ表示します。

投句はコメント欄ではなく、メールでお願いいたします。

◆締切り 1月31日

◆発表  2019年2月初旬

特選にはささやかな記念品を差し上げます。

また、入選句は季刊「現代川柳かもめ舎」誌上にも掲載する予定です。

奮ってご応募ください。

※投句の際には、以下の点につきまして、承諾していただきますようお願いいたします。
1、当WEB句会に投句できる川柳は、あなたが著作権を有しているものに限ります。
2、著作権侵害等の責任は負いかねます。

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